株式会社と合同会社
最近、株式会社ではなく合同会社の設立をされるお客様が多いなと感じます 。
株式会社に比べて比較的新しい形態の合同会社は、アメリカの企業形態(LLC)をモデルに作られていますが、どちらがいいのかという相談がよくあります 。
株式会社に比べて合同会社は信用度が低いなどと言われますが、最近は合同会社の知名度も上がってきていますし、 あの有名なアマゾンやグーグル、アップルも合同会社ですよね。
企業形態かどうかというより、株式会社であっても合同会社であっても企業の実態がしっかりしていて、利益が 出ているとか、見通しのある事業計画がたてられるかといった根本的なところがしっかりしていれば 銀行融資の審査にはさほど影響がないように感じます。
株式会社と合同会社の違いの一つに、出資者と経営者が違うのが株式会社、同じなのが合同会社と言われますが・・、 実際、私たちのお客様はほとんどが中小企業の方で、株式会社の代表取締役の方が100%出資の、出資者=経営者の会社がほとんどです。 (上場するような大企業はもちろん違うことが多いですが)
そうすると、細かいことを考えなければどちらでもいい、それならばコストの安い合同会社にしようという流れで・・ 合同会社を設立される方が多いのかなと思います。
あと余談ですが・・、株式会社の代表者の肩書は、「代表取締役」ですが、合同会社の代表者の肩書は「代表社員」 になります。まだ合同会社が少なく聞き慣れていないときは、社員?だけど社長?となんか違和感があるなと思いました・・。 名刺に書く肩書は、合同会社○○ 代表社員△△となります。
費用面や形式に多少の違いはあり迷う方が多いですが、ご自分の取引先の方が合同会社を知らなかったり、株式会社じゃなくて大丈夫?と思われることもあるかもしれません。
それぞれの仕事の仕方や取引先との関係など、じっくり考えたうえでどちらかを決めるのが大事かなと思います。
また個人事業主から法人にされるときは、税金面など様々な違いがありますので、知らなかったと後で後悔しないようにしっかりと準備をすることをおすすめします。
法人を設立したい、新規で事業を始めてみたいなどのご相談がありましたら、お気軽にご相談ください。